「できちゃった婚」ってありますが
中には「できちゃった婚」まで
行きつかない場合もあるんです。
「子どもができた♪
じゃあ、結婚しましょう♬」
となっても、
結婚までの手続きの中で
相手の行動に
「結婚する自覚」や
「父親としての責任感」が
どうしても見つけられなくて
「結婚してもうまくいかない」
⇒「もう、私ひとりで育てる」って
なってしまうこともあります。
もちろんこれも有効な選択肢の一つです。
気持ちをごまかして結婚してから
我慢できなくなり
泥沼を味わって離婚するよりは
いいですよね。
でも
「生まれてくる子どもを
父親には金輪際会わせない」
と決めてしまうのは
とても残念です。
相手にDVや性格上に大きな問題が
ない場合には、
お子さんのためには
夫にはならなくても
父親にはなってもらった方が
いいと思っています。
今日は、それにかかわる
ケースから・・・
(個人情報保護のため
編集しています。)
Nさんは彼女が妊娠して
結婚しようとしていたのですが、
Nさんの煮え切らない態度に
しびれを切らした彼女が
「一人で育てる!」と言い出しました。
このままでは
生まれてきた子どもにも
会わせてもらえなさそうです。
彼女から認知の手続きと
養育費の支払いを求められた
Nさん。
「彼女が公正証書を作れ、って
言ってきたんです。」と
当事務所へ。
「養育費の相場っていくらぐらいですか?
出来れば安い方がいいなぁ」と
サラッと言ってしまうあたり
ここで彼女が切れてしまったのですね・・
「Nさん、
Nさんのお子さんが大きくなったとき、
Nさんに会いにくるよ。」
と、言って、
以前お送りしたメルマガ
Vol.7「もう子どもとは会わないほうがいいと思うんです」
と
Vol.8「子どもたちと会わせたくないんです」
のお話をしました。
その後
Nさんと彼女の
公正証書が完成しました。
お子さんの事細かにな
将来のことまで考慮した
Nさんの責任感の
感じられる内容です。
Nさんと彼女は
この公正証書の作成を
きっかけに
少しずつ話す機会も増えました。
結婚はしなかったけれど
お子さんの両親として
信頼関係を築くスタートは
切れたようです。