よく「円満なら離婚しなくても…」と
言われる方がいらっしゃいますが、
夫婦として頑張ってはみたものの、
残念ながら『夫婦として』言い換えれば
『男と女』としてもう無理、
という方々もいらっしゃいます。
だからといって
喧嘩別れしていいかというと
そうではなく、
お子さんがいる場合には
お子さんのために『父親と母親』として、
新しい関係を築く必要があると考えています。
『男と女』の愛憎に
これ以上お子様を
巻き込んではいけません。
離婚するだけで十分なダメージです。
『男と女』としては
やっていけなくても、
お子様のために
『父親と母親』として
信頼を築こうとすることは
親として必要なことではないでしょうか?
実際、離婚の際に
お子様を中心に捉え、
「夫婦としては終わりだけど、
子どもの父親、母親として、
信頼関係を築けてよかった」と
『卒婚』される方が
数多くいらっしゃいます。
ちなみに
厚生労働省の
平成28年の調査では
養育費の取決めをしている・・44.2%
現在も養育費を受けている・・25.4%
現在も面会交流を行っている・・31.3%
取決めをしていない理由NO1は
養育費・面会交流ともに
「相手と関わり合いたくないから」
お子さんのために
できるだけ円満離婚に
なってほしいのです。
中には「あんな人、親として認めない」と
離婚して一緒に過ごさなくなる方の
親に合わせたくない方も
いらっしゃいます。
でも、お子さんの成長のためには
(DVなどの理由がない限り)
会えるのがベストです。
金銭的な面
時間的な面
精神的な面からも
調停や裁判よりも
協議離婚で
円満解決した方が
ベストなのはご承知の
通りです。
そして
協議離婚をする
ほとんどの場合において
欠かせないのが
公正証書の作成。
次回は
その公正証書について
お伝えしていきますね。